米シカゴで銃撃事件相次ぐ、7人死亡、38人負傷
警察によると、19~21日にかけて少なくとも24件の発砲事件が発生した。
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米中西部イリノイ州シカゴで週末にかけて銃撃事件が相次ぎ、少なくとも7人が死亡、38人が負傷した。警察によると、事件は19日の夕方以降、市内各地で断続的に発生し、治安対策を巡る議論が再び高まっている。
なかでも大きな被害を出したのは、19日の「奴隷解放記念日」の祝賀行事中に発生した銃撃事件だ。市南部の住宅街で大勢の市民が集まっていたところ、SUVから複数の人物が群衆に向けて発砲した。17歳から47歳までの少なくとも12人が撃たれ、複数の重傷者が出た。容疑者たちは現場から逃走しており、警察が行方を追っている。
警察によると、19~21日にかけて少なくとも24件の発砲事件が発生した。死亡した7人の年齢は18歳から50歳、市内各地で暴力事件が相次いだ。今回の一連の事件は夏季に入り屋外活動が活発化する中で発生したもので、市民の不安を高めている。
シカゴ市長は声明で、祝賀行事を狙った銃撃を強く非難し、違法銃器の摘発と容疑者の逮捕に全力を挙げる考えを示した。また、地域社会と連携しながら暴力の根絶に取り組む姿勢を強調した。
一方、トランプ(Donald Trump)米大統領は21日、自身のSNSで事件に言及し、シカゴの治安悪化を批判したうえで、連邦政府による介入の必要性を訴えた。イリノイ州知事はコメントを出していないが、これまでも州政府は連邦当局や州兵の投入に慎重な立場を取ってきた。
シカゴは長年、銃犯事件の多発地域として知られてきた。しかし、近年は殺人や暴力犯罪の件数が減少傾向にあり、市当局は治安改善が進んでいると主張している。今回の週末の銃撃事件は、そうした改善傾向の中でも依然として深刻な銃暴力が続いている現実を浮き彫りにした。専門家は違法銃器の流通対策や地域コミュニティへの支援強化が不可欠だと指摘している。
