米国西部で山火事相次ぐ、熱波・強風・乾燥が重なる、警報も
米国西部ではロッキー山脈から太平洋岸にかけて平年を上回る高温が続いており、気象当局は今後さらに厳しい暑さになると予測している。
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米西部で熱波と強風、干ばつが重なり、大規模な山火事が発生している。住民の避難が相次ぎ、当局が警戒を強めている。特にユタ州やアリゾナ州、コロラド州では高温と乾燥した気象条件が続き、火災の拡大を助長している。
ユタ州ジュアブ郡では「アイアン・ファイア」と名付けられた山火事が急速に拡大し、約1000人が暮らす町と周辺の牧場に避難命令が出た。この火災で数十平方キロメートルが焼失、出火原因は人為的なものとみられている。現時点で住宅被害は確認されていないものの、火勢は依然として強く、封じ込めには至っていない。現場では消防隊が懸命な消火活動を続けているが、乾燥した植生と強風が作業を難しくしている。
隣接するアリゾナ州でも、観光地セドナ近郊で発生した山火事が約1.2平方キロメートルを焼き、周辺住民に避難が呼びかけられた。約300人の消防隊員が出動している、対応に当たっている。コロラド州では低湿度と強風により警報が発令され、山火事発生の危険性が極めて高い状態が続いている。
米国西部ではロッキー山脈から太平洋岸にかけて平年を上回る高温が続いており、気象当局は今後さらに厳しい暑さになると予測している。ユタ州、アリゾナ州、コロラド州の広い範囲が深刻な干ばつに見舞われ、枯れた草木が燃えやすい状態になっている。こうした状況は山火事の発生と拡大を加速させる要因となっている。
近年、米国では気候変動の影響が顕著で、山火事シーズンの長期化や被害の拡大が問題となっている。今年もすでに各地で大規模火災が発生し、当局は住民に対し避難指示や火気使用制限を厳守するよう呼びかけてきた。専門家は、熱波や干ばつが続く限り山火事の危険は高い状態が続くとして、今後数週間は特に警戒が必要だと警告している。
