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ゼレンスキー氏、トランプ氏の対ウクライナ姿勢に「痛み」、米国との関係悪化に懸念

ゼレンスキー氏はイギリスメディアのインタビューで、トランプ氏がロシア側に傾いていることについて、「痛みを伴う」と語った。
米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター通信)

ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は14日、トランプ(Donald Trump)米大統領がロシアとの戦争を巡り、ウクライナとは異なる側に立つ姿勢を示していることについて、「痛みを感じる」と述べた。トランプ氏がゼレンスキー氏の退任を求め、ロシア産ディーゼル燃料の輸出制裁緩和を支持したことを受け、両国関係の悪化が浮き彫りになっている。

ゼレンスキー氏はイギリスメディアのインタビューで、トランプ氏がロシア側に傾いていることについて、「痛みを伴う」と語った。一方、トランプ氏がウクライナとロシアの間で中立的な立場を取ること自体には理解を示し、「中立の立場にいるのなら、中立であり続けなければならない」と強調した。

トランプ氏は週末、ウクライナがロシアとの和平合意を実現できていないとして、新たな大統領を選ぶべきだとの考えを表明した。また、ロシア産ディーゼル燃料の輸出に関する制裁緩和を進める姿勢を示している。ウクライナ側は、ロシアへの圧力を弱めれば、ロシアが侵攻を継続する余地を広げると懸念している。

トランプ氏に裏切られたと感じるかとの質問に対し、ゼレンスキー氏は「そうだ」と認めつつ、問題は個人的な感情だけではないと説明。「強力なパートナーを失いつつあるのは残念だ」と述べ、米国の支援が揺らぐことへの危機感を示した。

さらに、ゼレンスキー氏は「われわれは自国を売り渡さない。これは商取引の問題ではなく、われわれの人生であり、われわれの国なのだ」と強調。ウクライナにとって戦争の終結は、単なる外交交渉や経済取引ではなく、国家の主権と国民の生存に直結する問題との立場を改めて示した。

米国はウクライナにとって重要な支援国であり、トランプ政権の対ロシア政策の変化は、今後の停戦交渉や安全保障にも影響を及ぼす可能性がある。両国が対立を深める中、米国が仲介役としての中立性を維持できるかが、和平への道筋を左右する焦点となっている。

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