◎国会前には消防隊、地雷除去の専門家、警察犬、ドローン、遠隔操作ロボなどが投入され、容疑者のものとみられる黒色の車両を入念にチェックした。
2023年2月14日/スイス、首都ベルンの国会議事堂前(Manuel Lopez/Keystone/AP通信)

スイスの警察当局は14日、首都ベルンの国会議事堂前で爆発物を所持していた男を逮捕したと発表した。

ベルン警察によると、現場で対応に当たった警察官は防弾チョッキとホルスターを着用した男を現行犯逮捕し、さらに爆発物を発見したという。

警察は国会前の通りを封鎖し、議事堂および周辺施設の職員を退避させた。

ベルン警察は声明の中で、「容疑者の持ち物を検査した結果、爆発物が見つかった」と述べているが、爆発物の詳細は明らかにしていない。

ベルン警察は連邦警察と協力して捜査に当たるとしている。容疑者の身元と動機は不明。

報道によると、国会前には消防隊、地雷除去の専門家、警察犬、ドローン、遠隔操作ロボなどが投入され、容疑者のものとみられる黒色の車両を入念にチェックした。

その後、車に爆弾を含む危険物はないことが確認され、封鎖解除となった。

スイスで過激派によるテロや暴力が発生したことはほとんどないものの、連邦警察は定期的に国会周辺の警備を強化している。

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