スウェーデン、アンデション前首相に再び組閣要請、連立協議難航
9月13日の総選挙では、アンデション氏率いる中道左派勢力が176議席を獲得し、クリステション首相率いる中道右派の173議席を上回った。
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スウェーデン議会(一院制、定数349)のノルレン(Andreas Norlén)議長は10月2日、9月の総選挙で野党を率いた社会民主党のアンデション(Magdalena Andersson)前首相に対し、政府樹立に向けた連立協議を再び進めるよう要請した。アンデション氏は9月28日、必要な支持を確保できないとして組閣を断念していたが、議長は選挙後の議席構成や各党の立場に変化がないことを理由に、再協議を求めた。
9月13日の総選挙では、アンデション氏率いる中道左派勢力が176議席を獲得し、クリステション(Ulf Kristersson)首相率いる中道右派の173議席を上回った。ただし、議席で優位に立った4党の間でも、どの政党を新政権に参加させるかを巡って意見が一致しておらず、政権発足に必要な合意形成が難航している。
特に問題となっているのが左翼党の対応だ。同党はアンデション氏を首相候補として支持してきた一方、先週末には議会議長選で中道右派の穏健党候補を支持した。この判断を受け、アンデション氏は組閣協議を進めるうえで必要な支持が失われたと判断し、組閣を断念していた。
今回、ノルレン議長はアンデション氏に対し、10月12日までに協議結果を報告するよう求めた。期限の延長を申請することも可能で、最終的には議会で首相候補に対する採決が行われる。
一方、アンデション氏の協議がまとまらなかった場合、現職のクリステション氏が組閣を試みる可能性もある。ただ、クリステション氏側も中道左派の少なくとも1党から支持を得る必要があるうえ、右派勢力内でスウェーデン民主党との関係を維持する必要があり、政権樹立には複数の政党間調整が必要となる。
