フランス学生デモが3週目に突入、15歳少年が警察手りゅう弾で手を失う
抗議活動は9月、パリ郊外の高校で教員不足への不満が表面化したことをきっかけに始まり、その後、全国へ拡大した。
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フランスで高校生による抗議活動が3週目に入り、全国で緊張が高まっている。10月5日、北部ランスで警察とデモ参加者が衝突し、15歳の少年が警察が使用した鎮圧用手りゅう弾を拾った後に爆発し、手と前腕の一部を失った。北部パ・ド・カレー県の知事が明らかにした。事故の詳しい経緯については調査が進められている。
抗議活動は9月、パリ郊外の高校で教員不足への不満が表面化したことをきっかけに始まり、その後、全国へ拡大した。生徒たちは教員不足や欠勤教員の代替要員不足、教室の過密状態、老朽化した校舎、長時間の授業などを問題視し、教育環境の改善を求めている。10月5日には全国の高校約400~500校が全面または部分休校となった。
一方、抗議活動では一部が暴徒化し、学校への放火や破壊行為も発生している。教育相によると、これまでに24校が焼失または略奪の被害を受け、78人の教職員と少なくとも190人の生徒が負傷した。警察はデモ開始以降、5000人以上を逮捕し、その87%が未成年者だという。
警察の対応を巡っても批判が出ている。人権団体などは、未成年者に対して警棒や催涙ガス、ゴム弾などを使用しているとして過剰な実力行使を指摘している。16歳の生徒が警察のゴム弾によって目を負傷したとされる事案についても調査が行われている。
マクロン政権は秩序回復を優先するとしながら、生徒側の不満にも対応する姿勢を示している。教育省は生徒が不満を表明できる新たな窓口を設け、学校ごとの改善策を進める方針だ。
10月6日には全国規模の抗議デモが予定されており、学校を巡る教育政策への不満がさらに大きな社会的対立へ発展する可能性がある。
