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米コーネル大学に性暴力対応を批判する落書き、大学側の対応に学生らが抗議

大学の管理棟ではガラス扉が破壊され、周辺の壁には赤い塗料で家父長制や性的暴行への大学の対応を批判するメッセージが書かれていた。
規制線とパトライト(Getty Images)

米ニューヨーク州イサカのコーネル大学で、性暴力への大学側の対応を批判する落書きが本部の建物に書かれ、ガラス扉の一部が破壊される事件が起きた。現地メディアが5日に報じた。学生団体が2024年に大学構内で起きたとされる集団性的暴行を巡り、大学の対応に抗議するデモを計画する中で発生した。

大学の管理棟ではガラス扉が破壊され、周辺の壁には赤い塗料で家父長制や性的暴行への大学の対応を批判するメッセージが書かれていた。大学の広報担当は学生の強い不満や感情は理解できるとしながらも、施設を破壊することは問題の解決につながらないとの声明を出した。

問題の発端は、2024年10月に開かれたパーティーを巡る女性の訴えだ。当時大学2年生だった女性は、飲酒や薬物摂取を強要された後、複数の男性から性的暴行を受けたと主張している。女性は同年11月、大学警察に被害を訴え、その後、大学や元学生7人などを相手取って訴訟を起こした。訴状では、女性が意識を失った状態で性的行為を受け、暴行への参加を促すメッセージが送られていたと主張している。

一方、元学生2人の弁護士は性的暴行への関与を否定している。裁判記録では、大学の調査を受けた一部の学生が、性的行為は同意に基づくものだったと説明している。

コーネル大学はこのパーティーを主催した団体と関連施設を閉鎖。一部の学生を退学、別の学生を停学処分にしたとしており、「処分がほとんどなかった」とする批判を否定している。

学生団体は「被害者のための正義」を掲げ、大学に対して性暴力の申告を扱う手続きの改革や追加の処分などを求めている。大学への批判が強まる中、器物損壊を伴う抗議にまで発展したことで、性暴力への対応だけでなく、大学における抗議活動のあり方も問われている。

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