◎ロシアは2008年の紛争で分離主義国家の「南オセチア」と「アブハジア」を支援し、ジョージアを3分割した。
2008年8月14日/ジョージア、首都トビリシ郊外、ロシア軍の兵士(Darko Bandic/AP通信)

ジョージアの分離主義地域である南オセチアの首長は13日、ロシアへの編入の是非を問う住民投票を今年7月に実施すると発表した。

ロシアは2008年の紛争で分離主義国家の「南オセチア」と「アブハジア」を支援し、ジョージアを3分割した。それ以来、ロシア軍はこの地域を実効支配している。

ロシアと他の数カ国は南オセチアを独立国家として認めているが、世界の大半はジョージアの領土とみなし、ロシアの占領を非難している。

南オセチアの首長アナトリー・ビビロフ(Anatoly Bibilov)氏は13日に自身のテレグラムを更新し、7月17日に住民投票を実施する法令に署名したと明らかにした。

ビビロフ氏は「やったぞ!我々は重要な法的要件を満たした」と述べている。「我々は人生を変える一歩を踏み出したのだ!」

ロシアのウクライナ侵攻から約1か月後、ビビロフ氏は南オセチアのロシア編入に必要な法的措置を準備すると述べていた。

この住民投票は2014年にロシアに併合されたクリミアのパターンをほぼ踏襲している。

クリミアの分離主義者は97%が編入に賛成したと主張し、ロシアはそれを認め併合した。

ウクライナ東部ドンバスのルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国もロシア編入の住民投票を行うと示唆している。

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