ベルギー・ブリュッセルの建設現場で火事、複数人死亡
火災が発生したのは、市中心部の広場に面した旧オフィスビル「OXY」の再開発現場。
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ベルギーの首都ブリュッセル中心部で14日朝、建設現場で火災が発生し、複数の作業員が死亡した。地元当局によると、火災発生当時、現場では200人を超える作業員が働いており、多くは避難したものの、複数人が建物内に取り残された。救助隊は消火活動と並行して捜索を続けているが、複数人が行方不明者で、犠牲者が増える可能性もある。
火災が発生したのは、市中心部の広場に面した旧オフィスビル「OXY」の再開発現場。集合住宅や商業施設へ改装される予定で、工事が進められていた。火災は2階付近で発生した後、エレベーターシャフトを通じて地下階へ燃え広がった。消防は地上部分の火勢を抑えたものの、地下で炎が拡大し、救助活動を困難にしたという。
消防が現場を確認した結果、2つあるエレベーターシャフトのうち1つから焼損した遺体が見つかった。高熱や煙の影響で内部への立ち入りが難しく、消防隊は特殊な機材やサーモグラフィーカメラ、捜索犬を投入して作業を進めた。地元当局は死者数について、確認中としているが、複数人がエレベーター内に閉じ込められた可能性が高いとの見方を示している。また、少なくとも2人が重度のやけどを負って病院に搬送されたほか、救助活動中の消防隊員1人も体調不良で手当てを受けた。
ブリュッセル市長は声明で、迅速な避難誘導と消防隊の対応によって、さらに大きな被害を防ぐことができたとの認識を示した。一方で、火災発生時の安全管理や避難経路が適切だったかどうかを含め、事故原因の徹底的な調査を進める考えを明らかにした。フィリップ国王(King Philippe)も現場を訪れ、犠牲者と遺族に哀悼の意を表するとともに、救助活動に当たる消防や警察関係者を激励した。
出火原因は明らかになっておらず、検察は専門の調査官を任命し、工事中の設備や電気系統、可燃性資材の管理状況などを詳しく調べる方針である。建設現場では溶接や切断作業など火気を伴う工程が日常的に行われるため、当局はあらゆる可能性を視野に捜査を進めている。
今回の事故は都市再開発が進む建設現場における安全対策の重要性を浮き彫りにした。
