◎法案が承認されれば、ギリシャは正教会が人口の大多数を占める国として初めて同性婚を合法化することになる。
2024年2月11日/ギリシャ、首都アテネ、同性婚に反対する集会(AP通信)

ギリシャの首都アテネで同性婚を合法化する法案に反対する集会が開かれ、1500人以上が参加した。現地メディアが11日に報じた。

ミツォタキス政権の一部議員はこの法案を後押ししているが、成立には中道と左派野党の票が必要である。

しかし、野党議員の一部も法案に反対している。

集会を主催したギリシャ正教会の団体はこの法案が伝統的な家族の価値観を破壊すると非難。デモ参加者も「子供たちから手を放せ」と連呼した。

ギリシャは2015年末から同性カップルの「同棲契約」を合法化。2017年10月には精神鑑定や性転換手術を義務付けることなく、簡単な申告による性別の変更を認めている。

法案が承認されれば、ギリシャは正教会が人口の大多数を占める国として初めて同性婚を合法化することになる。

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