◎爆発は市内のカフェで2日に発生。ウクライナ侵攻を支持する著名な軍事ブロガーが死亡、少なくとも25人が負傷し、そのうち19人が入院した。
2023年1月22日/ロシア、サンクトペテルブルク近郊、ウクライナ軍から接収した戦車と市民(Dmitri Lovetsky/AP通信)

ロシア第2の都市サンクトペテルブルクのカフェで2日、爆発があり、ウクライナ侵攻を支持する著名な軍事ブロガーが死亡した。

国営メディアによると、爆発は市内のカフェで2日に発生。ブロガーが死亡、少なくとも25人が負傷し、そのうち19人が入院したという。

国営タス通信は警察関係者の話として、「ブロガーが女性から受け取った箱が爆発したとみられる」と報じている。

それによると、このカフェではウクライナ侵攻を議論するイベントが開催されていたという。タス通信は主催者の話を引用し、「セキュリティ対策を講じていたが、遺憾ながら、不十分だった」と伝えた。

内務省は2日、カフェ内にいた全員が調査の対象になっていると発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

ロシアが昨年2月にウクライナに侵攻して以来、ロシア国内では侵攻と関連があるかどうか分からない爆発、火災、暗殺事件が相次いでいる。

爆死したブロガーはテレグラムなどにレポートを投稿し、50万人以上にフォローされていた。

グロガーは昨年、ロシア軍がウクライナ4州を併合した際、動画でこう述べていた。「ウクライナ人を倒し、殺し、奪い尽くせ。全ては我々の思い通りになる。神はあなた方とともにある」

国際社会はロシアの併合を認めていない。

ウクライナ政府高官は「侵攻に反対するレジスタンスが爆発に関与している可能性がある」と推測している。

大統領府の顧問はツイッターに「クモが瓶の中で共食いしている」と投稿した。

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