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ロシア軍がウクライナ首都を空爆、5人死亡、負傷者多数

当局によると、攻撃は6日未明から朝にかけて続き、キーウ市内では断続的に爆発音が鳴り響いた。
2026年7月6日/ウクライナ、首都キーウ、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた建物(AP通信)

ロシア軍は6日未明、ウクライナの首都キーウに対し、弾道ミサイルや無人機(ドローン)を組み合わせた大規模な空爆を実施した。キーウ当局によると、住宅地を中心に複数の地区が攻撃を受け、少なくとも5人が死亡、多数が負傷した。救助隊が倒壊した建物の下敷きとなった住民の捜索を続けており、死傷者はさらに増える可能性がある。

当局によると、攻撃は6日未明から朝にかけて続き、キーウ市内では断続的に爆発音が鳴り響いた。集合住宅を含む複数の建物が損壊し、火災も発生。地下鉄駅には空襲警報を受けて市民が殺到した。消防や救急隊は消火・救助活動を続けているが、瓦礫の中に取り残された住民がいるとの情報もあり、緊迫した状況が続いている。

今回の攻撃は、ロシア軍が数日前に実施した大規模空爆に続くものである。この際には500機余りのドローンと70発以上のミサイルを投入し、30人以上が死亡、キーウでは近年で最悪の被害となった。ロシアはウクライナによるロシア国内のエネルギー施設への攻撃に対する報復と主張しているが、住宅地や民間施設への被害が相次ぎ、国際社会から非難が強まっている。

ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は5日、西側諸国に対し、防空システムの強化を支援するよう改めて要請した。特に米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」などの追加供与が急務だと訴え、「十分な防空能力がなければロシアは攻撃を続けるだけだ」と強調した。トルコで7日から始まる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では、ウクライナ支援と防空能力の強化が主要議題となる見通しである。

ロシアによる長距離ミサイルとドローンを組み合わせた飽和攻撃はこの数カ月で一段と激化している。一方、ウクライナ軍も長距離ドローンを用いてロシア国内の石油関連施設や軍事インフラへの攻撃を拡大しており、双方による報復の応酬が続く。停戦交渉が進展しない中、民間人を巻き込む大規模攻撃が繰り返され、戦争の長期化と人道危機への懸念が一層高まっている。

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