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バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプで土砂崩れ、8人死亡

コックスバザールには約120万人のロヒンギャ難民が暮らしている。
2021年7月28日/バングラデシュ、南部コックスバザールのロヒンギャ難民キャンプ(Shafiqur Ra​​hman/AP通信)

バングラデシュ南東部コックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプで6日未明、大雨による土砂崩れが発生し、女性や子どもを含む少なくとも8人が死亡、多数が負傷した。当局は今後もモンスーンによる大雨が続くとの予報を受け、洪水や土砂災害の危険性が高まっているとして警戒を強めている。

ロイター通信によると、土砂崩れは難民キャンプの少なくとも4か所で発生した。竹やビニールシートで造られた複数の掘っ立て小屋が土砂にのみ込まれ、数十人が被災したとみられる。

またキャンプ近郊の集落でも丘の斜面が崩れ、地元住民1人が死亡、2人が負傷した。当局が救助活動を続けているが、被害の全容は明らかになっていない。

コックスバザールには約120万人のロヒンギャ難民が暮らしている。その多くは2017年、隣国ミャンマーで軍事政権による大規模な掃討作戦を逃れて避難してきた人々で、急斜面を切り開いて造成されたキャンプで生活している。森林伐採の影響で斜面の地盤は緩く、毎年モンスーン期になると土砂崩れや洪水が繰り返し発生する。また住居の多くは耐久性に乏しく、豪雨のたびに生命が脅かされる状況が続いている。

ロイターの取材に応じた男性は、「自宅が埋まり、両親と弟を亡くした」と証言した。また男性は「2017年に迫害から逃れてミャンマーを離れたが、今度はここで家族を失った。これからどう生きればよいのか分からない」と語り、難民生活の過酷さを訴えた。

バングラ当局は被害拡大を防ぐため、危険区域に住む少なくとも1000人の難民を安全な場所へ避難させた。今後も対象者を増やす方針で、住民への注意喚起や巡回活動を強化している。一方、気象台は今後数日間、強い雨が続く見込みとしており、新たな土砂崩れや浸水被害が発生する可能性を警告している。

さらに、隣国ミャンマーでは内戦の激化に伴い新たな難民流入への懸念も高まっている。バングラ当局は国境警備を強化する一方、難民キャンプでは資金不足により食料や医療など人道支援の削減が懸念されている。

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