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ベラルーシ大統領がプーチン氏と会談、ウクライナとの緊張高まる中

今回の会談はベラルーシとウクライナの関係が急速に悪化する中で実施された。
2021年5月28日/ロシア、ソチの黒海リゾート、プーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領(Sputnik/Kremlin/Pool/AP通信)

ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領とベラルーシのルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が26日、ロシア北西部バルダイにある大統領公邸で会談した。ロシア大統領府(クレムリン)によると、両首脳はウクライナ情勢をはじめ、貿易・経済協力、共同事業、安全保障問題などについて協議した。会談後の記者会見や文書への署名は予定されておらず、具体的な協議内容は明らかにされていない。

今回の会談はベラルーシとウクライナの関係が急速に悪化する中で実施された。ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はロシアがベラルーシを戦争にさらに巻き込もうとしているとの見方を示し、プーチン氏がルカシェンコ氏に軍事的関与を強めるよう圧力をかけていると主張している。一方、ロシアとベラルーシの双方はこうした指摘を否定し、ベラルーシは戦争への直接参戦を望んでいないと説明している。

ルカシェンコ氏は会談に先立ち、ウクライナ側の代表者と接触したことを明らかにし、「ベラルーシを戦争に引き込もうとしてはならない」と警告したと明らかにした。これに対しゼレンスキー氏は、ベラルーシ国内に設置されたロシア軍の中継施設がウクライナ攻撃に利用されているとして、施設の撤去を求めていた。その後、ゼレンスキー氏は対象施設が稼働を停止したと表明したが、第三者による確認は行われていない。

ベラルーシは2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始時、ロシア軍に自国領土の使用を認め、首都キーウ方面への侵攻拠点となった。その後もロシアの戦術核兵器を国内に配備するなど軍事協力を続けている。ルカシェンコ政権は「戦争に直接参加することはない」との立場を維持してきた。

一方、ウクライナはロシア本土や占領地域への長距離攻撃を強化している。ゼレンスキー氏は今週、ロシアに戦争終結を迫るため、40日間にわたり軍事・エネルギー関連施設への攻撃を集中的に実施する作戦を承認したと発表した。こうした戦況の変化を受け、ロシアとベラルーシは安全保障面での連携を一段と緊密化させる姿勢を示している。今回の首脳会談は戦場だけでなく周辺国を巻き込んだ外交・安全保障上の緊張が高まる中で行われた重要な協議と位置付けられ、今後の両国の対応が地域情勢に影響を与える可能性がある。

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