◎議員たちは爆破予告を受けた後、審議を2時間ほど中断した。
2024年4月3日/ノルウェー、首都オスロの国会議事堂前(ロイター通信)

ノルウェー・オスロの国会議事堂が爆破予告により一時的に封鎖された。警察当局が3日、明らかにした。

地元メディアによると、議員たちは爆破予告を受けた後、審議を2時間ほど中断したという。

国会周辺には重武装した警察官が多数配備され、周辺道路もすべて封鎖された。建屋の外では爆弾探知犬が鼻をクンクン鳴らして爆発物を探したが、見つからなかったようだ。

国家警察の報道官は記者会見で、「脅威も爆発物も確認されず、威力業務妨害の疑いで捜査している」と語った。

ノルウェー通信(NTB)は関係者の話しとして、「議事堂管理者が議員や職員に対し、テキストメッセージで機動隊が周辺を封鎖・捜索した結果、脅威は確認されなかった」と伝えている。

首相府の報道官は声明で爆破予告を非難。「不愉快であり、容認できない」と述べ、警察が容疑者を追跡していると明らかにした。

ガール・ストーレ(Jonas Gahr Store)首相によると、最初の爆破予告は2日夕方に届いたものの、信憑性がないと判断され、その後、2つ目の予告が3日、オスロ警察に届いたという。それ以上の詳細は明らかにされていない。

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