◎トラックはギリシャ国境を通過し、セルビアから西欧の豊かな国に向かっていたとみられる。
2022年4月6日/ギリシャと北マケドニアの国境付近(Getty Images)

北マケドニアの警察当局は11日、南部のギリシャ国境付近でトラックに詰め込まれた亡命希望者とみられるシリア人44人を保護したと発表した。

地元警察によると、人身売買組織の構成員とみられるトラック運転手を逮捕したという。

警察は10日深夜、ギリシャ国境近くの町の検問でトラックを止め、44人を発見した。警察によると、44人のうち14人は未成年だという。

警察の報道官は声明で、「人身売買組織はトラックの荷台を改造し、移民を隠していた」と説明した。

トラックはギリシャ国境を通過し、セルビアから西欧の豊かな国に向かっていたとみられる。警察は44人をギリシャに送還する準備を進めている。

政府の統計によると、北マケドニアを通過するバルカン半島移民ルートはコロナの渡航制限終了を受け、活発化しているという。

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