インド警察、野党デモを強制解散、選挙管理委員長の辞任要求、ガンジー氏ら一時拘束
野党議員らは国会周辺から選管本部に向けて行進し、選挙制度を守るよう訴えた。
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インドの首都ニューデリーで6日、野党議員らが選挙管理委員会のクマール(Gyanesh Kumar)委員長の辞任を求めて抗議デモを行い、警察が座り込みを解散させた。最大野党・国民会議派のラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)氏ら複数の議員が一時拘束されたが、その後釈放された。警察は治安維持と公共の安全確保のための措置と説明している。
野党議員らは国会周辺から選管本部に向けて行進し、選挙制度を守るよう訴えた。本部の前には多数の警察官が配置され、バリケードが設置された。ガンジー氏らは選管の幹部と直接面会して、有権者名簿の改訂について説明を求めようとしたが、警察によって阻止された。
今回の抗議の背景には、全国で進められている有権者名簿の大規模な改訂がある。野党は改訂によって多数の有権者が名簿から削除され、とりわけ貧困層や社会的に弱い立場の人々が投票権を失う恐れがあると主張している。また、削除がモディ(Narendra Modi)首相率いる与党・インド人民党(BJP)に有利に働くとして、クマール氏の辞任を求めている。
一方、選管とBJPは、政治的な意図はないとして疑惑を否定している。選管は名簿改訂について、重複登録や亡くなった人、転居した人などを整理し、適正な有権者名簿を作成するために必要な手続きと説明している。
問題をめぐっては、選管内部でも意見の相違があったと報じられている。地元紙インディアン・エクスプレスは9月、3人いる選挙委員のうち2人が、有権者名簿の改訂や登録手続きなどに懸念を示したと報じた。選管は審議過程における意見の違いと説明している。
最高裁は5日、選管による有権者名簿改訂とクマール氏の対応をめぐる申し立てについて審理を開始した。野党や市民団体による抗議はモディ政権にとって新たな火種となっている。
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