◎捜査中の警察官全員が職務怠慢と受刑者の逃走をほう助した罪に問われている。
北マケドニア、首都スコピエ(Getty Images)

北マケドニア・首都スコピエの警察官17人が殺人犯を含む2人の受刑者の逃走をほう助した疑いで逮捕された。現地メディアが15日に報じた。

それによると、このうち6人の警察官は昨年10月、私立病院を訪れる予定だった受刑者1人(殺人罪で実刑確定)の逃走を支援した疑いで逮捕されたという。

検察庁は15日付けの声明で、「受刑者は2人の刑務官に付き添われ、喫煙所に入った。約30分後、刑務官は退室、受刑者は姿を消した」と明らかにした。

6人は刑務所の上司に脱走を報告しなかったという。その後、別の部署の職員が脱走に気づいた。受刑者は逃走したままである。

スコピエ地裁は6人の公判前勾留を許可した。

2件目の事件では11人の警察官が昨年、病院を訪れた受刑者1人を外出させたと告発されている。

捜査中の警察官全員が職務怠慢と受刑者の逃走をほう助した罪に問われている。有罪が確定した場合、禁固5年以下に処される可能性がある。

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