◎事故は首都ティラナの南東約240キロで発生。セダンが土手を駆け下り、河川敷に突っ込んだ。
2024年4月2日/アルバニア南東部、大破した車(AP通信)

アルバニア南東部の河川敷に車が突っ込み、移民とみられる7人と運転手が死亡した。警察当局が2日、明らかにした。

それによると、事故は首都ティラナの南東約240キロで発生。セダンが土手を駆け下り、河川敷に突っ込んだという。

警察の広報担当は記者会見で、「8人全員の死亡を確認し、うち7人は不法移民とみられる」と明らかにした。

それによると、セダンは事故現場近くに設置されていた警察の検問所で止まらず、そのまま走り去ったという。

パトカーがセダンを追跡、まもなく河川敷に突っ込んだ。

広報担当によると、運転手はアルバニア人。セダンはレンタカーで、ティラナ在住の26歳男性が借りていた。警察がこの男性から事情を聞いている。

トルコからギリシャに入った移民(主にシリア人)の一部はアルバニアを経由して西欧に向かう。このルートの取り締まりは厳しく、利用する者は少ない。

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