英ロンドンの在イスラエル大使館近くで不審物見つかる、警察が捜査
警察はこの不審物がインターネット上に投稿された動画と関連している可能性を調べている。
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イギリス・ロンドン中心部にある在イスラエル大使館近くで17日、不審物が見つかり、警察が大規模な捜査を行った。現場では防護服を着用した警察官も動員され、周辺は一時封鎖されるなど厳戒態勢が敷かれた。
事件が起きたのはロンドン西部のケンジントン・ガーデンズ周辺。ロンドン警視庁によると、在イスラエル大使館付近で複数の不審な廃棄物が発見され、テロの可能性も視野に捜査が開始された。大使館自体への攻撃は確認されていないが、現場には警察車両や白いテントが設置され、一般市民の立ち入りが制限された。
警察はこの不審物がインターネット上に投稿された動画と関連している可能性を調べている。この動画ではイスラエル大使館に対し、有害物質を搭載したドローンで攻撃する計画が示唆されていた。対テロ部門もこの映像を把握し、真偽や関連性の確認を進めている。
問題の動画はイスラム系武装組織を名乗る「ハラカト・アシャブ・アルヤミン・アルイスラミヤ」によって公開されたとみられている。同組織は比較的新しい勢力で、過去には欧州各地のユダヤ関連施設への攻撃を主張しており、イスラエル側はイラン系勢力との関連を指摘している。
今回の現場対応には防護服を着た専門部隊や対テロ警察が投入され、化学・生物・放射性物質の可能性も考慮した慎重な調査が行われた。周辺の公園は全面的に閉鎖され、警察は市民に対し現場周辺に近づかないよう呼びかけた。
一方で警察は、「現時点で公共の安全に対する差し迫った危険はない」とし、過度な不安を避けるよう強調している。ただし、捜査が続く間は規制が維持される見通しである。
近年、欧州ではイスラエルやユダヤ関連施設を標的とした脅威や攻撃が相次いでおり、今回の事案もそうした流れの中で発生した可能性がある。ロンドンでも過去に放火や破壊行為が報告され、治安当局が警戒を強めていた。
今回の事件では実際の攻撃は確認されていないものの、オンライン上の脅威と不審物が結びついた点が重視されている。警察は引き続き証拠の分析や関係者の特定を進め、テロの未然防止に向けた対応を強化する方針である。
