◎コカインの包み70束は網でつながれ、海水が入らないようにガッチリ包装されていた。
2023年4月17日/イタリア、南部シチリア島沖、コカインが入った袋を回収する警察関係者(Italian Financial Police/AP通信)

イタリアの警察当局は17日、南部シチリア島の沖合でコカインが入った袋を回収したと発表した。

金融犯罪を扱う財務警察は声明で、「保護プラスチックに包まれたコカイン約2トンをシチリア島東部の沖合で回収した」と述べている。

それによると、コカインの包み70束は網でつながれ、海水が入らないようにガッチリ包装されていたという。

財務警察はこの末端価格を4億ユーロ(約587億円)と見積もっている。70束の中にはコカインが入った小袋が1600個以上入っていた。

国営イタリア放送協会(RAI)は関係者の話として、「麻薬組織は特定の海域に包みを流し、取引相手はそれを回収し陸地に運ぶつもりだったとみられる」と報じている。

警察と沿岸警備隊は同様の事案が地中海で多発していることを受け、航空機や巡視艇によるパトロールを頻繁に行っている。

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