◎39人は全員シリア人とみられる。
ギリシャの海岸、亡命希望者たち(United Nations High Commissioner for Refugees)

ギリシャ当局は3日、トルコ国境近くの小島で亡命希望者とみられる移民39人を保護したと発表した。

国境警備隊は声明で、「39人は人身売買業者に見捨てられたとみられる」と述べている。

それによると、保護されたのは子供15人、女性11人、男性13人。北東部エブロス地方の小島で助けを求めていたという。

39人は全員シリア人とみられる。警備隊は声明の中で、「39人は市内の施設に移送され、体調チェックを受けた」と述べている。

警備隊によると、このグループは地中海で移民を支援している2つのNGOに電話で助けを求めたという。

NGOはこの地域に駐在する欧州国境沿岸警備機関(Frontex)に連絡を入れ、ギリシャ当局に情報が伝わった。

エブロス地方は西欧でより良い生活を求める中東・アジア・アフリカの移民の拠点になっている。

移民は密輸業者に金を払ってギリシャに渡る。ギリシャ当局はエブロス国境の一部に設置しているフェンスを拡張する予定だ。

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