◎この事件は9月11日に発生。国際的な犯罪組織の構成員とされるトルコ人6人が待ち伏せ攻撃を受け、射殺された。
ギリシャ、首都アテネの警察官(Getty Images)

ギリシャ国家警察は4日、首都アテネ郊外でトルコ人6人が射殺された事件に関与した疑いでトルコ人2人を逮捕したと発表した。

この事件は9月11日に発生。国際的な犯罪組織の構成員とされるトルコ人6人が待ち伏せ攻撃を受け、射殺された。

国家警察によると、この6人はトルコに向かう途中、ギリシャに立ち寄ったとされる。

ギリシャでこの類の殺人事件は非常に珍しく、警察は外国に拠点を置く組織が関与しているとみて捜査していた。

国家警察は4日付けの声明で、「逮捕した2人のうち1人は死亡した6人の旅行計画を手配し、待ち伏せ場所に導いたとみられる」と説明した。

それによると、6人は車でアテネ国際空港に向かう途中に襲われ、至近距離から頭部に銃弾を撃ち込まれたという。

警察は2人の身元と認否を明らかにしていない。

6人の遺体はアテネ国際空港から20キロほど離れた地点で発見された。

国家警察によると、2人のうち1人は32歳の男で、トルコ海岸に近いエーゲ海東部の島への飛行機に乗る直前に空港で逮捕されたという。

もう1人は28歳で、アテネの住宅地に潜伏していた。

地元メディアによると、警察は周辺国の関係機関などと情報を共有し、事件に関与した者を追跡しているという。

一部のメディアは関係者の話しとして、「実行犯は別にいるとみられる」と伝えている。

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