◎爆弾の重量は約500ポンド(227キロ)。処理作業は無事完了した。
ギリシャ、首都アテネ(Getty Images)

ギリシャ軍は26日、首都アテネ南部の都市開発プロジェクト作業中に発見された第二次世界大戦時の不発弾を処理した。

当局によると、不発弾が見つかった造成地周辺への立ち入りは2時間ほど禁じられ、近隣アパートの住民が避難した後、爆発物処理班が対応に当たったという。

爆弾の重量は約500ポンド(227キロ)。処理作業は無事完了した。

この都市開発プロジェクトはアテネの中心部から20kmほど離れたグリファダで進められており、公園、ショッピングモール、ホテル、カジノ、複数のレジャー施設が建設される予定だ。工事は昨年着工し、2026年に竣工する予定。

不発弾処理を見学したグリファダの市長は記者団に対し、「軍の専門部隊、消防、警察に感謝する」と語った。

また市長は「本体工事前の掘削・造成作業はまだ続いており、新たな不発弾が見つかる可能性がある」と述べた。

この造成地は2001年に閉鎖された旧アテネ国際空港の跡地であり、第二次世界大戦中は飛行場として使用された。

連合軍は第二次世界大戦中、ナチスの占領下にあったこの飛行場を空爆した。

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