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アフガン東部で帰還民を乗せたトラック横転、22人死亡、36人負傷

事故は東部ラグマン州の幹線道路で発生し、子どもや女性を含む多数の乗客が犠牲となった。
アフガニスタン、北東部バダフシャン州(Getty Images)

アフガニスタン東部でパキスタンから帰還する難民を乗せたトラックが横転し、少なくとも22人が死亡した。地元当局が30日、明らかにした。それによると、事故は東部ラグマン州の幹線道路で発生し、子どもや女性を含む多数の乗客が犠牲となった。負傷者も36人に上り、近隣の医療施設に搬送され治療を受けている。

当局の説明では、トラックは帰還民とその家族、荷物を乗せて移動中、道路脇の溝に転落・横転した。運転手が居眠りをしていた可能性があり、当局が関係者から話しを聞いている。現場は首都カブールと東部ジャララバードを結ぶ道路で、交通量が多く事故が起きやすい区間とされる。運転手の安否は明らかになっていない。

乗客はパキスタンから帰還したアフガン難民の一団であった。パキスタン政府は2023年以降、不法滞在者や難民への取り締まりを強化し、その影響で多数のアフガン人が帰還を余儀なくされている。国連によると、この数年で数百万人規模のアフガン人がパキスタンやイランから帰国しており、帰還者の受け入れや生活再建が大きな課題となっている。

今回の事故はこうした大量帰還の過程で発生し、移動手段の安全性の低さを浮き彫りにした。アフガンでは長年にわたる紛争の影響で道路インフラの整備が遅れ、加えて交通規則の順守が徹底されていないことから重大事故が頻発している。特に長距離輸送では過積載や整備不良、過労運転が常態化しているという。

タリバン当局は遺族への支援とともに、帰還民の安全輸送体制の見直しを検討する方針を示している。また、医療・救助チームが現場周辺で追加の捜索や確認作業を行っている。さらに、交通安全対策の強化とともに、同種事故の再発防止に向けた取り組みを進める必要があるとしている。

近年、周辺国からの強制送還や帰還が急増する中で、移動中の事故や人道的リスクが国際的にも問題視されている。今回の事故は紛争後の社会における帰還民の脆弱な移動環境と、安全確保の困難さを改めて示すものとなった。

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