◎警察は暴動に関与した8人を拘束したとしている。
2022年5月26日/ギリシャ、テッサロニキ大学の構内(Giannis Papanikos/AP通信)

ギリシャ北部テッサロニキの大学で26日、政府の計画に反対する抗議デモが行われ、リベラル派の抗議者と警察が衝突した。

現地メディアによると、デモ隊はテッサロニキ大学構内で機動隊にガソリン爆弾や石を投げつけたという。機動隊は催涙ガス弾で応戦し、デモ隊を鎮圧した。

リベラル派や無政府主義団体のメンバー約5000人は26日にテッサロニキ市内を行進し、一部の暴徒が店舗のガラスを割ったりゴミ箱に火をつけたりした。

警察は暴動に関与した8人を拘束したとしている。負傷者は報告されていない。

ミツォタキス(Kyriakos Mitsotakis)首相率いる中道右派政権は、学問の自由を守るという名目で大学専門の新しい警察組織を創設する予定である。

また政府は、警察の大学構内への立ち入りを事実上禁止していた法律を廃止した。

野党はミツォタキス氏の計画に強く反対している。新しい警察組織は数週間以内に任務を開始する予定。

テッサロニキ大学のデモ隊は校内で座り込み抗議を行っていたが、警察に撤収を命じられ、一部が反発したと伝えられている。

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