◎事故はレスボス島東方の小島で発生。救助された30人の一部は近くの有人島に自力で泳ぎ着いた。
2024年1月11日/ギリシャ、レスボス島の東に位置する小島、移民の遺体を収容する当局者(Panagiotis Balaskas/AP通信)

ギリシャ・レスボス島沖で10日、移民を乗せたボートが岩礁に激突し、2人が死亡、30人が救助された。

沿岸警備隊によると、事故はレスボス島東方の小島で発生。救助された30人の一部は近くの有人島に自力で泳ぎ着いたという。

行方不明者がいるかどうかは不明。通報を受けた沿岸警備隊の巡視艇が小島で2人の遺体を発見、収容した。

32人の国籍は明らかにされていない。

この海域は強風のため、フェリーの運航も中断されていた。

ギリシャは中東・アフリカ・アジアの紛争地から逃れた移民の目的地のひとつであり、年間数万人が船や陸路で亡命を試みている。

人身売買の中継地になっているレスボス島と周辺海域ではギリシャ、トルコ、欧州国境沿岸警備機関(Frontex)の巡視艇が目を光らせている。

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