ノルドストリームパイプライン爆発事件、クロアチアで2人目の容疑者逮捕
ドイツ検察によると、容疑者は潜水技術を持ち、元ウクライナ軍将校のセルヒー・K(Serhii K.)被告が率いたとされるグループの一員として、爆破工作に関与した疑いがある。
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ドイツ検察は19日、2022年9月に発生したロシアと欧州を結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」の爆破事件を巡り、2人目のウクライナ人容疑者がクロアチアで逮捕されたと発表した。容疑者はウラジミール・Z(Vladimir Z.)とされ、逮捕状に基づき、クロアチア南部で拘束された。今後、ドイツへの身柄引き渡し手続きが進められる見通しだ。
ドイツ検察によると、容疑者は潜水技術を持ち、元ウクライナ軍将校のセルヒー・K(Serhii K.)被告が率いたとされるグループの一員として、爆破工作に関与した疑いがある。捜査当局はこのグループがデンマーク領ボーンホルム島近海の海底約80メートルに設置されたパイプラインに爆発物を仕掛けたとみている。事件では4本のパイプのうち3本が損傷し、欧州のエネルギー安全保障に大きな影響を与えた。
今回の逮捕は事件の全容解明に向けたドイツの捜査が継続していることを示す。K容疑者はイタリアで逮捕され、昨年ドイツに移送されているが、容疑を否認している。一方、ウクライナ政府はこれまで爆破への関与を否定しており、容疑者の逮捕だけで国家としての関与が確定したわけではない。今後は、個々の容疑者が実際にどのような役割を担ったのか、さらに背後に誰がいたのかが焦点となる。
ノルドストリーム爆破事件はロシアのウクライナ侵攻後の欧州で発生した最大級のインフラ攻撃の一つであり、実行主体を巡って国際的な憶測が続いてきた。ドイツによる容疑者の相次ぐ摘発は政治的な推測ではなく、司法手続きを通じて事件の責任を明らかにする段階へ移ったことを意味する。もっとも、最終的な責任の所在を確定するには、今後の裁判と捜査結果を慎重に見極める必要がある。
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