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フランスでパリSGのCL優勝パレード、前夜の暴動で700人拘束

PSGはハンガリー・ブダペストで行われた決勝でアーセナルをPK戦の末に破り、2度目の欧州制覇を達成した。
2026年5月30日/フランス、パリ市内(AP通信)

フランス・パリで5月31日、UEFAチャンピオンズリーグ連覇を達成したパリ・サンジェルマン(PSG)の優勝パレードが行われ、多くの市民やファンが集まった。一方で、前夜に発生した暴動や衝突の影響が色濃く残る中での開催となり、当局は厳重な警備体制を敷いた。

PSGはハンガリー・ブダペストで行われた決勝でアーセナルをPK戦の末に破り、2度目の欧州制覇を達成した。歴史的な勝利を祝うため、パリ中心部のエッフェル塔周辺には約10万人の観衆が集まり、選手やスタッフがオープンバスでパレードを行った。祝賀行事自体は大きな混乱もなく進み、家族連れを含む多くの市民が歓喜に包まれた。

しかし、この華やかな祝賀の裏で、前夜にはパリを含む各地で暴動が発生していた。シャンゼリゼ通り周辺やスタジアム付近では一部の暴徒が車両に放火したり店舗を破壊したりするなどの破壊行為に及び、警察との衝突が相次いだ。全国で700人以上が拘束され、警察官を含む多数の負傷者が出る事態となった。

内務省によると、治安維持のために全国で約2万2000人の警察部隊が動員され、パリだけでも数千人規模の警官が配備された。警察は催涙ガスの使用などで群衆の鎮圧にあたり、混乱の拡大を防いだとしている。

マクロン(Emmanuel Macron)大統領はこの暴力行為を非難し、関係者に厳しい処罰を科す方針を示した。一方で、クラブの歴史的快挙については称賛し、国民的な誇りであると評価した。

ヌニェス(Laurent Nuñez)内相は暴動について、一部の過激な集団によるものであり、多くの市民やファンは平和的に祝賀に参加したと強調した。実際、パレード当日は大きな混乱もなく、秩序は概ね維持された。

今回の出来事はスポーツの成功が社会的な高揚をもたらす一方で、群衆心理や治安問題を引き起こす可能性も示した形だ。フランスでは前年の優勝時にも同様の暴動が発生し、大規模イベントにおける治安対策のあり方が改めて問われている。祝賀と混乱が交錯した今回の事例は社会の分断や不満の表出という側面も指摘されており、今後の対応が注目される。

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