◎アメリカ大陸での販売台数は前年の649台から1053台に増加した。
フェラーリのエンブレム(Getty Images)

イタリアの高級スポーツ車メーカー「フェラーリ」は2日、第2四半期の収益が前年比22%増加し、2022年の収益見通しを上方修正すると発表した。

同社によると、米国での販売急増が収益を後押ししたという。

4月~6月の純利益は2億5100万ユーロとなり、前年の2億600万ユーロを上回った。売上高は25%増の12億9000万ユーロ。

また同社は2022年の純利益予想を48億ユーロから49億ユーロに引き上げ、EBITDA(利払い税引き前減価償却償却前利益)を最大17億ユーロから「最低17億ユーロ」とした。

この期間の出荷台数は前年から29%増の3455台となり、アメリカ大陸での販売台数は前年の649台から1053台に増加した。

出荷された3455台の約83%が従来の内燃エンジンで、ハイブリッドエンジンは17%にとどまった。

フェラーリハイブリッドの売れ筋は国によって多少異なるが、専門家によると、フェラーリ296GTB(グランツーリスモ・ベルリネッタ)が熱いという。価格は27万ユーロから。

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