◎参加者たちは市の大通りを行進し、中心部の広場で集会を開いた。
LGBTQプライドパレード(Getty Images)

ギリシャ北部テッサロニキで6月29日、毎年恒例のLGBTQ+(性的少数者)によるユーロプライド・パレードが開催され、約1万5000人が参加した。

テッサロニキでは先週からLGBTQ+の権利拡充などを訴えるイベントが行われていた。

地元メディアによると、会場周辺には数千人の警察官が配備されたという。

AP通信の取材に応じた女性は「ヨーロッパ全土から多くの人がこのパレードのために集まった」と語った。

参加者たちは市の大通りを行進し、中心部の広場で集会を開いた。

地元警察によると、参加者に向けてわいせつな言葉を叫んだり、卵を投げつけようとした15人が拘束されたという。

警察は数十人の反対派を会場に近づけないようにした。

地元テレビ局は警察筋の話しとして、「現場で拘束された15人のうち少なくとも1人が公務執行妨害で逮捕され、7月1日に出廷する」と伝えている。

来年のユーロプライド・パレードはポルトガルの首都リスボンで開催される予定だ。

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