◎ナイジェリアはアフリカ大陸最大の液化天然ガス(LNG)供給国である。
2007年4月20日/ナイジェリア、デルタ州ワリのガスパイプライン(Getty Images/AFP通信)

ナイジェリアのEU大使は今週、フランス、イタリア、ポルトガル、スペインの大使と共に、ナイジェリア国営石油会社(NNPC)の経営陣と会談した。

EU首脳は現在、アフリカ初の液化天然ガス(LNG)の供給元を探し求めている。

イソピEU大使は11日にNNPC本社を訪れ、同社の経営陣と会談したと明らかにした。

EU加盟国はロシア産エネルギーへの依存度を減らすために、中東、米国、そしてアフリカ大陸でLNGを確保する取り組みを続けている。ロシアは米国とカタールに次ぐLNG供給国である。

ナイジェリアの欧州特使はアフリカ最大のエネルギー企業であるNNPCとの協力関係を構築したいと考えており、今後も前向きな協議を期待すると希望を表明した。

NNPCの広報担当によると、同社のグループマネージングディレクターは、ナイジェリアにおけるEU企業との関係を引き続き深めていくことを大使らに確約したという。

また広報担当は、同社の世界市場に供給する天然ガスを増やす取り組みを進めると表明した。

同日、イタリアはアルジェリアの天然ガス輸入量を増やす新たな協定に調印した。

2月24日の開戦以来、欧州はロシア産エネルギーから脱却するために、アフリカ大陸の同盟国との交渉を進めてきた。

AP通信によると、フランスやスペインを含む他の欧州諸国も近いうちにナイジェリアやアルジェリアと新たな取引を結ぶ可能性が高いという。

ナイジェリアとアルジェリアはアフリカ大陸最大のLNG供給国である。

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