◎警察は6人を拘束した。
2023年5月22日/ドイツ、首都ベルリン中心部の幹線道路、環境活動家と警察官(Markus Schreiber/AP通信)

ドイツ・ミュンヘン空港で18日、6人の環境活動家がフェンスを突破し、自分の手に接着剤を付けて滑走路に接着し、フライトを一時停止させた。

ドイツ通信社(dpa)によると、環境保護団体「ラストジェネレーション」の活動家6人は温室効果ガスを排出する飛行機を最も汚染された交通手段と非難していたという。

警察は6人を拘束した。

ミュンヘン空港の広報担当はdpaの取材に対し、「数時間にわたる混乱で約60便がキャンセルされた」と語った。

それによると、同港に着陸予定だった14便が他の空港に迂回したという。

ラストジェネレーションはX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ショルツ政権は誠実に行動せず、飛行機が環境に与える悪影響を軽視している」と非難した。

フェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相はこのような抗議活動をやめるよう呼びかけた。「このような犯罪行為は空港の安全を脅かし、他の平和的な環境活動家にも害を与えます...」

またフレイザー氏は警察の取り締まりを称賛し、空港当局に対し、第三者の侵入を防ぐ対策を再点検するよう求めた。

ラストジェネレーションは幹線道路に接着剤を付けて居座るデモで知られているが、今年1月、この戦術を放棄し、「不服従の集会 」と呼ばれるものを開催する戦法に移行すると発表していた。

ショルツ(Olaf Scholz)首相はラストジェネレーションを「狂気の集団」と評している。

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