◎ナワリヌイ氏は先月16日、北極圏の刑務所で死亡。先週、モスクワで葬儀が行われ、数千人が参列した。
ロシア対外情報局(SVR)の本部前広場、演説するプーチン大統領(Getty Images/AFP通信)

ロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン(Sergei Naryshkin)長官は5日、反体制派指導者ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が自然死したという見方を示した。

ナワリヌイ氏は先月16日、北極圏の刑務所で死亡。先週、モスクワで葬儀が行われ、数千人が参列した。

ナルイシキン氏は国営テレビのインタビューで、「遅かれ早かれ人生は終わる。ナワリヌイは自然死した」と語った。

ロシア当局はナワリヌイ氏の死因を公表しておらず、西側諸国はプーチン(Vladimir Putin)大統領に責任があると非難。ロシア大統領府はこれを否定した。

ナルイシキン氏はナワリヌイ氏が自然死したと主張する一方、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

ナワリヌイ氏の母親であるナワルナヤ(Lyudmila Navalnaya)さんは公正な検死を行うよう当局に要請。息子の遺体を返すよう1週間以上に渡って訴え続けた。

ナワリヌイ氏の葬儀は1日にモスクワで執り行われ、当局による厳重な警備の中、数千人が参列した。

ナワリヌイ氏の弁護士らによると、いくつかの教会は葬儀を行うことを拒否したという。

ロシア大統領選は3月17日に行われる予定だ。

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