アルバニアで学生デモ、一部の参加者が警察と衝突、教育費や就職難に不満、社会的不平等への怒りも拡大
ティラナの参加者は政府庁舎にれんがやコンクリート片を投げつけ、警察は催涙ガスや放水砲で対応。複数の参加者を拘束したという。
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アルバニアの首都ティラナで13日、教育環境の改善や就職機会の拡大を求める学生らの抗議デモが発生し、警察との衝突に発展した。ロイター通信によると、他の都市でも同様のデモが行われ、その大半が平和的に終了した。
ティラナの参加者は政府庁舎にれんがやコンクリート片を投げつけ、警察は催涙ガスや放水砲で対応。複数の参加者を拘束したという。
学生団体の主催者によると、抗議の主な理由は大学の教育環境の悪さ、高等教育にかかる費用、学生への経済的支援の不足、卒業後の就職難などだ。大学で学ぶための負担が重い一方、卒業しても安定した仕事を得られる保証がないことが、若者の不満を強めている。デモ参加者の一部は、政府への不信感や社会に広がる経済格差への怒りも表明した。
ロイター通信の取材に応じた男子学生は、「アルバニアには革命と変革、既存の体制を根本から転換することが必要だ」と語った。また、国内には深刻な社会的不公正が存在し、富裕層と貧困層の間に大きな隔たりがあると指摘した。
今回の抗議は、教育政策だけでなく、社会全体の不平等や政治への不満が若い世代の間で高まっていることを示している。
これに対し、ラマ(Edi Rama)首相ら政府高官はSNSへの投稿で、暴力は解決策にならないと強調。石を投げたり、政府機関や警察を攻撃したり、公共財産を破壊したりする行為は、若者が意見を表明する適切な方法ではないと批判した。
今回のデモは、欧州各地で広がる学生や若者の抗議運動の一環でもある。フランスでも高校生らが教員不足や老朽化した校舎、過密な教室などの改善を求め、抗議活動や学校封鎖を続けている。
教育の質や若者の将来をめぐる不満は国境を越えて共通の課題となっており、アルバニアでも政府が教育環境の改善と雇用機会の拡大にどこまで取り組めるかが問われている。
