フランス北東部でスカイダイビング用飛行機が墜落、搭乗者11人全員
現場は住宅地に近い場所だったが、地上で墜落に巻き込まれた人はいなかった。
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フランス北東部ムルト・エ・モゼル県ナンシー近郊で28日午前、スカイダイビング飛行に使用されていた小型機が離陸直後に墜落し、搭乗していた11人全員が死亡した。事故機は飛行場を飛び立ってから間もなくトラブルに見舞われ、ほぼ垂直に地面へ落下したとみられる。現場は住宅地に近い場所だったが、地上で墜落に巻き込まれた人はいなかった。
事故が起きたのはナンシーの飛行場近く、墜落したのは単発プロペラ機。この機体は地元のスカイダイビングクラブに所属し、パラシュート降下訓練のため離陸した直後だった。ムルト・エ・モゼル県知事によると、機体は離陸後に何らかの不具合が発生し、左へ傾いた後、高度を維持できず急降下したという。飛行記録によると、離陸から1分も経たないうちに墜落し、操縦士が緊急着陸を試みた様子はなかった。
搭乗していたのは操縦士1人とスカイダイビングクラブの関係者10人、現場で全員の死亡が確認された。報道によると、10人の内訳はインストラクター5人と、体験飛行や訓練に参加していた5人であった。飛行場には家族や友人らが降下を見学するため集まっており、目の前で事故を目撃した人も少なくなかった。消防や警察は現場周辺を封鎖するとともに、関係者に話しを聞いている。
機体は住宅地に近い場所に墜落したが、建物被害はなかった。県知事は「あと数十メートルずれていれば、住宅や店舗を巻き込む大惨事になっていた可能性がある」と述べ、地上で犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いだったとの認識を示した。墜落後、消防隊や医療チームが現場に急行し、警察は証拠保全のため広い範囲を立ち入り禁止とした。
墜落原因は明らかになっておらず、運輸安全委員会が機体の残骸や飛行記録、整備状況などを詳しく調べている。地元メディアによると、墜落前に機体のエンジンが突然途切れたとの証言もあり、機械的なトラブルが発生した可能性がある一方、当時の気象条件や操縦状況も含めて検証が進められる見通しである。
