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アラブ首長国連邦2025年GDP+6.2%、非石油部門の成長顕著

2025年の実質GDPは約1兆9000億ディルハム(約82.46兆円)に達した。
2026年3月7日/アラブ首長国連邦ドバイ(ロイター通信)

アラブ首長国連邦(UAE)の2025年国内総生産(GDP)が前年比6.2%増となり、同国経済の力強い成長が改めて示された。国営通信社WAMが30日に報じた。

統計局によると、2025年の実質GDPは約1兆9000億ディルハム(約82.46兆円)に達した。特に非石油部門の成長が顕著で、前年比6.8%増の約1兆5000億ディルハムとなった。非石油部門が経済全体に占める割合も高まり、UAEが長年推進してきた経済多角化政策の成果が数字として表れた形だ。

UAEは世界有数の産油国でありながら、近年は石油依存からの脱却を国家戦略として掲げている。ドバイやアブダビを中心に、金融、観光、不動産、物流、テクノロジー分野への投資を拡大し、中東地域のビジネス拠点としての地位を強化してきた。今回の成長率はこうした取り組みが着実に実を結んでいることを示している。

近年のUAE経済は国際企業や富裕層の流入による不動産市場の活況、観光需要の回復、国際貿易の拡大などに支えられてきた。一方で、世界経済の減速懸念や地政学的リスクの高まりなど、不確実性も存在する。とりわけイラン情勢の緊張や原油価格の変動は、同国経済に影響を及ぼす可能性がある。

それでも非石油部門がGDPの大部分を占めるまでに成長したことは、産油国としては大きな転換点といえる。再生可能エネルギーや人工知能(AI)、先端製造業など新たな成長分野への投資も進められており、政府は持続的な成長基盤の構築を目指している。

今回公表されたGDP統計はUAEが原油収入に依存する経済構造から、より多様で競争力の高い経済へと移行しつつある現状を裏付けるものとなった。世界経済の先行きが不透明な中でも、高い成長率を維持できるかどうかが今後の焦点となる。

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