◎事故は南部デイル・エズゾル市の郊外にある集落で発生。砂漠トリュフを収穫していた市民が地雷に接触した。
2018年/シリア、首都ダマスカス郊外、イスラエル軍のミサイル攻撃(Getty Images)

国営シリア・アラブ通信(SANA)は9日、イスラム国(ISIS)が仕掛けた地雷が爆発し、民間人少なくとも6人が死亡したと報じた。

SANAによると、事故は南部デイル・エズゾル市の郊外にある集落で発生。砂漠トリュフを収穫していた市民が地雷に接触したという。

デイル・エズゾル市はかつてISISの拠点のひとつになっていた。

SANAは8日にも東部ホムスでトリュフを採っていた市民がISISの対戦車地雷によって死亡したと報じている。

イギリスのNGO「シリア人権監視団」は9日、デイル・エズゾル市の爆発で死亡した市民を9人と報告した。

同監視団によると、今年シリアで地雷やその他の爆発物による爆発で死亡した民間人はこれで139人になったという。そのうち.30人は子供だった。

トリュフは季節限定の珍味であり、高値で取引される。トリュフハンターは人里離れた場所で大人数で作業するため、ISISに狙われやすいようだ。

ISISは彼らを拉致し、殺害または身代金を要求するなどしてきた。

ISISは2月、中部の町でトリュフを採っていたグループとアサド軍の検問所を襲撃し、少なくとも53人を殺害した。

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