◎アレッポ空港は7日未明にイスラエル軍のミサイル攻撃を受けたとされる。
2018年/シリア、首都ダマスカス郊外、イスラエル軍のミサイル攻撃(Getty Images)

国営シリア・アラブ通信(SANA)は10日、北部アレッポ県のアレッポ国際空港が運航を再開したと報じた。

SANAによると、同空港はミサイル攻撃で破損した滑走路の修理を終え、10日午前から運航を再開したという。

同空港は7日未明にイスラエル軍のミサイル攻撃を受けたとされる。

シリアのアサド政権はイスラエルを非難した。イスラエル政府はこの主張に関する声明を出していない。

アレッポ空港は先月6日に発生した大地震の被災地への支援を運ぶ窓口になっていた。シリアではこれまでに6000人以上の死亡が確認されている。

アサド当局は攻撃後、救援便を首都ダマスカスとラタキア県の空港に迂回させていた。

イスラエルはイラン指導部の盟友であるアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、作戦を実行したと認めたことはほとんどない。

ネタニヤフ政権は米国に対し、イランの核開発を阻止するために最大限の圧力をかけるよう迫っている。イラン核合意の再開に向けた交渉は完全に行き詰まっている。

アレッポ国際空港は民生と軍事施設を兼ね備えている。イランはこの空港に兵器や要員を送り、アサド政権を支援してきた。

国連は7日、湾岸諸国で分断と対立が進んでいると懸念を表明し、民間人や民間施設への攻撃を避ける実行可能な予防措置を取るよう関係各国に要請した。

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