SHARE:

イエメン首都の国際空港に攻撃、フーシ派系テレビが報道、サウジ連合軍の反撃で緊張高まる

今回の攻撃は、フーシ派とサウジとの軍事的緊張が急速に高まる中で発生した。
イエメン、首都サヌアの空港(Getty Images)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が運営するテレビ局アルマシラは11日、首都サヌアの国際空港がサウジアラビアによる攻撃を受けたと報じた。サウジ側から発表はなく、攻撃の規模や死傷者の有無など、詳細は明らかになっていない。

今回の攻撃は、フーシ派とサウジとの軍事的緊張が急速に高まる中で発生した。サウジ主導の連合軍はイエメン政府を支援しており、フーシ派に対する軍事作戦を展開中だ。一方、フーシ派もミサイルや無人機による攻撃を繰り返し、戦闘はイエメン国内にとどまらず、サウジ領内の重要施設にも広がっている。

サウジでは前日、首都リヤドのキング・ハーリド国際空港が攻撃され、12人が死亡、300人以上が負傷した。サウジ連合軍はこの攻撃について、フーシ派によるものだと非難した。空港は閉鎖されたままで、民間航空への影響も続いている。

フーシ派は11日、サウジ国内の空港や領空について、航空会社や旅行者、空港職員らに利用を避けるよう警告。サウジ側の迎撃が失敗した場合の責任は同国にあると主張し、攻撃への対抗措置を続ける姿勢を示した。サウジ連合軍も、フーシ派による攻撃には断固として対応すると表明している。

イエメンでは、長年にわたりフーシ派と政府による内戦が続いてきた。近年は紅海沿岸の戦略的要衝をめぐる戦闘も激化し、サウジの支援を受ける政府軍が反攻作戦を進めている。フーシ派はイランの支援を受けており、周辺国を巻き込む地域紛争に発展する懸念が強まっている。

今回のサヌア空港への攻撃が確認されれば、応酬がさらに激化する可能性がある。空港やエネルギー施設への攻撃が相次ぐ中、民間人の安全確保と戦闘拡大の回避が国際社会の課題となっている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ