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ベネズエラ高官への贈賄疑惑、実業家プリド容疑者を米国が拘束、マドゥロ前政権の汚職捜査が進展

プリド容疑者はベネズエラのマドゥロ前大統領の側近だった実業家アレックス・サーブ被告のビジネスパートナーとして知られる。
2024年10月18日/ベネズエラ、首都カラカス、マドゥロ大統領(左)とアレックス・サーブ氏(AP通信)

米国当局は11日、ベネズエラ政府高官への贈賄疑惑で長年指名手配していたコロンビア出身の実業家アルバロ・プリド(Álvaro Enrique Pulido Vargas)容疑者を拘束したと発表した。麻薬取締局(DEA)、連邦捜査局(FBI)、国土安全保障捜査部(HSI)が合同で捜査を進めた。容疑者は10月13日にフロリダ州マイアミの連邦裁判所に出廷する予定だ。

プリド容疑者はベネズエラのマドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領の側近だった実業家アレックス・サーブ(Alex Saab)被告のビジネスパートナーとして知られる。米検察当局は2019年と2021年、サーブ被告をめぐる捜査の一環としてプリド容疑者を起訴した。麻薬取締局と国務省は、逮捕につながる情報に最大1000万ドルの報奨金を設定していた。

検察によると、プリド容疑者とサーブ被告は海外のペーパーカンパニーを利用した資金移動網を構築し、ベネズエラ政府高官らに賄賂を渡して、食料や医薬品、低価格住宅などの政府契約を獲得していた。これらの契約は、同国で経済危機が深刻化し、国民が生活必需品の不足に苦しんでいた時期に結ばれたとされる。疑惑の全容解明には、資金の流れや関係者の役割を立証することが焦点となる。

プリド容疑者は2023年、国営石油会社PDVSAをめぐる大規模な汚職摘発の際、ベネズエラ国内で逮捕されていた。当時、摘発を主導したのは、マドゥロ政権下で副大統領を務めていたロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)氏だった。同氏は2026年1月に米軍によってマドゥロ氏が排除された後、暫定大統領に就任した。

一方、サーブ被告は今年5月、ロドリゲス政権によって米国に移送された。さらに9月、関連する贈賄事件で有罪を認め、マドゥロらに関する捜査への協力と、犯罪収益1億9500万ドルの没収に同意した。

今回の拘束は、ベネズエラ政権の関係者を対象とする米国の汚職捜査が新たな段階に入ったことを示す。ロドリゲス暫定政権は米国との関係強化を推進する一方、国内のマドゥロ派からの反発にも対応する必要がある。

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