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ヨルダン川西岸地区で銃撃相次ぐ、イスラエル人男性死亡、緊張高まる

ヨルダン川西岸では、2023年10月のハマスによるイスラエルへの攻撃と、その後のイスラエルによるガザでの軍事作戦を契機に暴力が拡大している。
2024年12月27日/パレスチナ自治区、ヨルダン川西岸地区、パレスチナの治安部隊(AP通信)

パレスチナ・ヨルダン川西岸地区で20日、イスラエル人男性が銃撃され死亡し、別の場所ではイスラエル軍が車で兵士をひこうとしたパレスチナ人運転手を射殺した。ユダヤ教の祝日「ヨム・キプル(贖罪の日)」を翌日に控え、緊張が高まる中、事件が相次いだ。

イスラエル警察と軍によると、銃撃はラマラ近郊のユダヤ人入植地近くにある泉で発生した。パレスチナ人の容疑者が車から発砲し、イスラエル人男性が被弾。男性は病院に搬送されたが、まもなく死亡した。容疑者はその後、逮捕された。

一方、事件から間もなく、西岸北部の入植地付近でも別の死亡事件が発生した。イスラエル軍は、パレスチナ人の運転手が兵士に車を突入させようとしたため、兵士が射殺したと説明した。兵士にケガはなかったという。2つの事件に関連性があるかは明らかになっていない。

一連の事件を受け、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は治安機関に対し、ヨルダン川西岸での部隊増強や逮捕、攻撃作戦を強化するよう指示した。ガザ地区のイスラム組織ハマスはイスラエル人男性への銃撃を称賛したが、自らが実行したとは主張していない。

ヨルダン川西岸では、2023年10月のハマスによるイスラエルへの攻撃と、その後のイスラエルによるガザでの軍事作戦を契機に暴力が拡大している。パレスチナ人によるユダヤ人への攻撃だけでなく、入植者によるパレスチナ人への攻撃、イスラエル軍による急襲なども続いている。

今回の事件は、宗教的に重要な日を前にして西岸の治安情勢が再び緊迫していることを示した。今後、イスラエル側が警備と軍事作戦をどの程度強化するか、また報復的な衝突がさらに広がるかが焦点となる。

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