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イランがホルムズ海峡再封鎖、原油価格上昇、トランプ氏が再攻撃示唆

北海ブレント先物は一時1バレル=82ドル台まで上昇し、その後も81ドル台を維持した。WTIも上昇し、市場では供給混乱への懸念が再び意識されている。
2026年3月9日/ペルシャ湾に停泊するタンカー(Getty Images)

22日のアジア市場で原油価格が上昇した。イランがホルムズ海峡の再封鎖を表明し、同海峡を通過する船舶の運航が大幅に減少したことに加え、米国とイランの和平協議が難航し、中東情勢への警戒感が強まったためだ。

北海ブレント先物は一時1バレル=82ドル台まで上昇し、その後も81ドル台を維持した。WTIも上昇し、市場では供給混乱への懸念が再び意識されている。

イラン革命防衛隊はイスラエルと米国が暫定和平合意の条件を順守していないとして、世界有数の原油輸送ルートであるホルムズ海峡を再封鎖したと発表した。同海峡では前日に26隻が通過したのに対し、封鎖表明後は5隻程度にまで減少したとされる。ホルムズ海峡の物流の停滞は国際エネルギー市場に直結する。

一方、21日にスイスで始まった米イラン和平協議も波乱の展開となった。トランプ(Donald Trump)米大統領はイランが支援するレバノンの武装組織ヒズボラへの対応を求めるとともに、必要であれば新たな軍事攻撃を行う可能性を示唆。これに対しイランは強く反発した。仲介国を通じた接触は続いているものの、核問題や制裁解除を巡る隔たりは依然として大きい。

原油市場では1週間前まで和平合意への期待から価格が急落していた。米国とイランが戦闘終結に向けた覚書を締結し、ホルムズ海峡の再開通観測が広がったことで、供給増加への期待が高まっていたためだ。実際、イラン産原油や湾岸諸国の増産計画が市場の下押し要因となり、価格は大きく値を下げていた。

しかし今回の再封鎖によって状況は一変した。市場関係者の間では、中東の緊張が再び高まれば原油供給網が不安定化し、価格変動がさらに激しくなるとの見方が広がっている。和平協議の行方とホルムズ海峡の通航状況が、今後の原油相場を左右することになりそうだ。

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