◎両国はレバノン南部シドンのパレスチナ難民キャンプで戦闘が続いているとして、自国民に国外に退避するよう勧告した。
2023年7月31日/レバノン、南部シドンのパレスチナ難民キャンプ近く(Mohammad Zaatari/AP通信)

サウジアラビアとバーレーンが5日、レバノンに滞在する自国民に退去勧告を出した。

サウジ外務省はレバノン南部シドンのパレスチナ難民キャンプで戦闘が続いているとして、自国民に国外に退避するよう勧告した。

それから数時間後、バーレーン政府も同様の勧告を出した。

戦闘はパレスチナの前与党ファタハを支持する派閥とイスラム主義グループの間で今週勃発。一度小康状態になったものの、週末に再燃し、キャンプ周辺で銃撃戦が続いているようだ。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、戦闘は4日間に渡って続き、少なくとも13人が死亡、数十人が負傷し、市民2000人以上が避難を余儀なくされたという。

バーレーン外務省は声明で、「バーレーン国民はレバノンへの渡航を避け、そこにとどまる市民は国外退避の準備を進めてほしい」と呼びかけた。

在レバノン・サウジ大使館は4日遅く、X(旧ツイッター)に声明を投稿し、自国民に対し、武力紛争が発生した地域への移動を避け、できるだけ早くレバノンから退去するよう求めた。

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