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レバノン、米国に代表団派遣、イスラエルに攻撃停止要求へ、フロリダ州で3者協議

米国が仲介した合意案では、レバノン政府がヒズボラの武装解除を進める見返りとして、イスラエル軍がレバノン領内から段階的に撤退する構想が示されている。
レバノン南部、イスラエル軍の兵士(Bloomberg)

レバノン政府は17日、代表団を米フロリダ州タンパに派遣し、20日に予定される米国を交えた3者協議で、イスラエルによるレバノンへの攻撃停止を求めると表明した。レバノンとイスラエルはここ数カ月、戦闘終結に向けた直接協議を重ねてきたが、イスラエル軍によるレバノン南部への攻撃は続いており、外交交渉の進展が焦点となっている。

レバノン大統領府はX(旧ツイッター)への投稿で、軍の代表団がレバノン側の要求を協議の場で提示すると説明した。今回の会合は、米国の仲介によるレバノンとイスラエルの交渉の一環として開催される。レバノン側はイスラエルの軍事行動を停止させることを優先課題に据え、国内の安全確保と戦闘の再拡大防止を目指す。

両国の対立は、3月にレバノンの親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの間で戦闘が再燃したことで激化した。背景には、より広範な中東地域の紛争がある。イスラエルはレバノン南部で軍事作戦を続け、ヒズボラの拠点などを攻撃してきた。一方、ヒズボラもイスラエル軍への攻撃を続けており、恒久的な停戦に向けた交渉は停滞している。

米国が仲介した合意案では、レバノン政府がヒズボラの武装解除を進める見返りとして、イスラエル軍がレバノン領内から段階的に撤退する構想が示されている。しかし、ヒズボラはイスラエル軍がレバノン領内に駐留する限り武装解除には応じない姿勢を示してきた。イスラエル側も南部への攻撃を継続し、双方の安全保障上の要求が交渉の障害となっている。

レバノン政府にとっては、イスラエル軍の攻撃停止と撤退を実現すると同時に、国内でヒズボラが国家の統制外で軍事行動を続ける状況をどう解消するかが課題となる。ヒズボラはイランの支援を受ける組織のひとつで、レバノン国内でもその武装をめぐって意見が分かれている。政府は国家の主権と安全保障体制を強化したい考えだが、イスラエル軍の駐留が続く状況では、武装解除を進めることにも困難が伴う。

今回の3者協議では、攻撃停止をめぐる具体的な措置や、停戦を持続させるための条件が議論されるとみられる。現時点で合意の見通しや協議の詳細は明らかになっていない。イスラエル軍の撤退とヒズボラの武装解除をどのような順序で実現するかが交渉の焦点となる。

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