◎イランの支援を受けるヒズボラは南部国境沿いでイスラエル軍と小規模な戦闘を続けている。
レバノン、イスラム教シーア派組織ヒズボラの支持者たち(Getty Images)

レバノンを統治するイスラム教シーア派組織ヒズボラのナスララ(Hassan Nasrallah)師は25日、首都ベイルートでパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスとイスラム聖戦の幹部と会談した。

レバノンの国営テレビによると、ナスララ師は両幹部と現在の中東情勢について協議し、「次のステップ」について合意したという。

それ以上の詳細は明らかにされていない。

国営テレビは関係者の話しとして、「3組織の目標はガザ地区とパレスチナにおけるレジスタンスの真の勝利を達成し、イスラエル軍によるガザ地区・ヨルダン川西岸に住む抑圧された人々に対する残忍な侵略を阻止することである」と伝えている。

イスラエル軍とハマスの紛争は3週目に突入。イスラエル側では少なくとも1400人、ガザ地区では6000人近くが死亡している。

ガザの保健当局は犠牲者の4割、およそ2400人が子供と報告している。

イランの支援を受けるヒズボラは南部国境沿いでイスラエル軍と小規模な戦闘を続けている。

ヒズボラはイスラエル軍がガザ地区に侵攻すれば紛争に参戦すると警告している。

一方、シリアの国営メディアは26日、イスラエル軍が北部アレッポの空港を空爆し、滑走路が使用不能になったと報じた。

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