◎イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で戦闘を続けている。
2024年3月13日/レバノン南部、イスラエル軍のドローン空爆で大破した車(ロイター通信)

イスラエル軍がレバノン南部にミサイルを撃ち込み、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスのメンバーとされる男を殺害した。現地メディアが13日に報じた。

それによると、イスラエル軍はレバノン南部の都市タイヤに武装ドローンを送り、ハマス構成員が運転する車にミサイルを撃ちこんだという。

この空爆で男と民間人1人が死亡した。

ハマスはこの空爆で同組織の軍事部門「イザディン・アルカッサム(カッサム旅団)」のメンバーが殺害されたと認めた。

それによると、この男はタイヤ近郊にある難民キャンプ出身だという。

イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で戦闘を続けている。

イスラエル国防軍は13日、空爆のビデオを公開し、この男が世界各地でユダヤ人を標的とするよう同胞に指示していたと主張した。

また同軍は「ハマスが活動・潜伏するあらゆる場所が攻撃の対象になる」と強調した。

国営通信社NNAによると、もう1人の犠牲者はシリア人、車の近くでオートバイに乗っていたという。

イスラエルは12日にもレバノン北東部バールベックを空爆。ヒズボラの戦闘員とみられる2人を殺害している。

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