ガザ地区でイスラエル軍の空爆・銃撃相次ぐ、子ども含む7人死亡
ガザでは2025年10月に米国などの仲介で停戦が成立したものの、その後も双方が停戦違反を繰り返している。
.jpg)
パレスチナ・ガザ地区で7日、イスラエル軍による空爆や銃撃が相次ぎ、保健当局によると少なくとも7人が死亡した。犠牲者には子ども1人が含まれ、人道支援団体の関係者も死亡したという。昨年成立した停戦合意後も散発的な戦闘や攻撃が続いており、停戦体制の維持に対する懸念が改めて強まっている。
南部ハンユニス近郊のマワシ地区ではイスラエル軍の空爆により1人が死亡、子ども2人が負傷した。イスラエル軍は攻撃について、イスラム組織ハマスの戦闘員を標的としたものと説明している。また、別の空爆では武装組織「人民抵抗委員会(PRC)」の幹部が死亡したと同組織が明らかにした。イスラエル軍もPRCを狙った作戦だったとしている。
南部ラファではイスラエル軍の銃撃によりパレスチナ人1人が死亡、9人が負傷したと医療関係者が明らかにした。さらに北部ガザ市では自動車を狙った空爆があり、3人が死亡した。この中には子ども1人と、ガザへの支援活動を行っていたエジプトの人権団体の職員が含まれていた。イスラエル軍はこの空爆と銃撃についてコメントしていない。
ガザでは2025年10月に米国などの仲介で停戦が成立したものの、その後も双方が停戦違反を繰り返している。イスラエルはハマスが武装活動を継続していると主張する一方、ハマスはイスラエル軍による攻撃や封鎖が停戦合意に反すると非難している。双方の非難の応酬が続く中、停戦は極めて不安定な状態に置かれている。
ガザ保健当局によると、停戦発効以降の死者数は1000人を超えた。イスラエル側でも少なくとも4人の兵士が犠牲となっている。住宅地や避難民キャンプ周辺への攻撃に加え、人道支援活動にも影響が及んでおり、国際社会は民間人の保護と停戦合意の順守を求めてきた。
国連や国際援助機関はガザの現状について、食料や医薬品などの不足が深刻で、多くの市民が厳しい生活を余儀なくされていると警告している。停戦が維持されなければ人道危機がさらに悪化する恐れがあるとして、関係国に対し対話の継続と緊張緩和への取り組みを強く呼び掛けている。一方、現地では依然として空爆や銃撃が断続的に発生し、住民の安全確保と恒久的な停戦実現への道筋は見通せない状況である。
