イスラエル軍がレバノン南部空爆、ヒズボラ系メディアの記者3人死亡
攻撃は28日、イスラエル国境に近い南部の林道で発生した。
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イスラエル軍が28日、レバノン南部を空爆し、地元メディアの記者3人が死亡した。イスラエル側はそのうち1人を標的とした攻撃だったと説明しているが、他の2人については明確な言及を避けており、国際社会やレバノン政府から批判が上がっている。
攻撃は28日、イスラエル国境に近い南部の林道で発生した。死亡したのは親イラン組織ヒズボラに近いメディアの記者2人とカメラマンと伝えられている。ロイター通信によると、取材中の車両などが空爆を受けたとされる。
イスラエル軍は声明で、このうち1人がヒズボラの情報要員であり、軍事活動に関与していたと明らかにした。しかし、その根拠は示しておらず、別の2人については説明していない。これに対しヒズボラ側は関与を否定している。
レバノン政府はこの攻撃を強く非難し、国際法で保護されるべきジャーナリストへの攻撃であるとして「戦争犯罪」に当たる可能性を指摘した。報道関係者の安全を巡っては国際的にも懸念が高まっており、報道の自由や民間人保護の観点から問題視されている。
今回の事案はイスラエルとヒズボラの軍事衝突が激化する中で発生した。イスラエル軍はここ数日でレバノン国内の多数の標的に対し空爆を実施し、攻撃の応酬が続いている。こうした中で、報道関係者や医療従事者といった非戦闘員の被害も拡大していると指摘されている。
また、同地域では救助活動に向かった医療関係者が攻撃を受ける事例も報告され、レバノン保健省は医療従事者の犠牲者が増加していると明らかにしていた。世界保健機関(WHO)も医療従事者への攻撃を非難し、人道状況の悪化が懸念されている。
中東ではイランを含む広域的な軍事的緊張が続き、レバノンもその影響を受けて戦闘の前線の一つとなっている。今回の記者死亡は紛争下における報道の危険性とともに、民間人保護のあり方を改めて問いかけるものとなっている。
