◎アカウミガメ15匹とアオウミガメ2匹は数カ月前に保護され、治療とリハビリを受けていた。
2022年7月8日/イスラエルのベイトヤナイ海岸(Oded Balilty/AP通信)

イスラエル自然公園庁は8日、地中海で負傷したと思われる絶滅危惧種のウミガメ17匹の治療が終わり、自然に戻したと発表した。

ウミガメたちは首都テルアビブの北に位置する海岸で数カ月前に保護され、自然公園庁の関係機関「ウミガメ救済センター(Sea Turtle Rescue Center)」に搬送された。

報道によると、アカウミガメ15匹とアオウミガメ2匹は治療とリハビリを受け、回復したという。

ウミガメ救済センターは事故の巻き込まれたウミガメを保護する取り組みを進めている。

今回保護されたアカウミガメとアオウミガメは国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定されている。

ウミガメ救済センターの広報担当によると、17匹は最初に輸血と抗生物質投与を受けたという。

広報担当は記者団に対し、「私たちはウミガメの傷を癒し、完全に回復した状態で自然に戻すようにしています」と語った。

同センターの職員は海岸で最後の洗浄、体重測定、その他検査を行ったのち、数匹の甲羅に位置を確認できるセンサーを取り付け、地中海に送り出した。

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